wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

「教師」「反面」「反面教師」

「教師」
教師というのは
正しいことを教えてくれる人です。

「反面」
反対の面を言います。

 「反面教師」
正しくないこと、見習いたくないこと、
その反面を見せてくれます。

嫌な相手と一緒に過ごす時間は
精神的に辛いです。
避けようとすると、
その存在を
意識してますから避けられません。
職場がいっしょなら、(※1)尚更です。

避けられないのなら、
考え方を変えるしかないと思いましたね。
あたしがそうならないように、
見せてくれてるなら!
教えてくれている貴重な存在かも知れません。
あたし自身を磨く方法の一つだとしたら!
感謝します。
直接、感謝を伝えたら、嫌みです。
本人には伝えません!

他山の石(たざんのいし)
他人の悪い行いでも、
これを教訓にすることで
自分の人格の成長の糧とするです。
ですからあたしは、
悪口を言ってる人を見たら、
あたしは楽しい話題でなごまします。
他山の石だね!
こんな言い方もありですかね!



こ噺

女将さん:
今日の噺は、
表裏と裏表の人のことだったねぇ。

表は笑顔、裏は苦笑い。
笑顔でいても心ん中では
嘲笑ってるってことかね。

裏は興味津々、表は知らん顔。
世間の流行り事に興味ありませんって
顔してても聞き耳たててることかね。

自分が知ってることなら、
(※2)蘊蓄(うんちく)入れて話せる!
知らないことだと、おもしろくない!

知らぬが仏って言うだろぉ!
知らないことを知って腹が立つなら、
聞き耳たてずにいれば、
平静な心でいられるのにねぇ~

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥ってねぇ!
知らないことは聞きゃいいんだよぉ、
完璧に何でも知ってる人はいないよぉ!
知ってるお人は、神様だけだねぇ!

なんせ、世の中は進んでいるからね!
世の中の流れに乗っていくのが、
楽しいんだから!
学ぶなら書物があるしねぇ!
捕物なら(※3)瓦版がある!
時が経つにつれて変化する世の中だ、
ついていった方が
楽しみも増えるってことだねぇ!
あたしも蘊蓄、言ってるねぇ!

今日の噺はねぇ!

江戸の花形だったのが、
大工、左官、鳶(とび)の三職。
大工の賃金は一日あたり五四〇文、
ありがたい、給金だねぇ!
町民の給金が、
だいたい三百文だっていうから
あたしゃ~驚いたねぇ!
三職の仕事は雨がひどけりゃ
仕事ができない、
できない日の穴埋めで時間が延びから、
延びるってことは、時間外手当金だねぇ、
長雨で困るのは地主だねぇ、
地主には申し訳ないが、
自然が相手ならどうにもなんないからねぇ
どんな噺だったか覚えてないが、
大工職人の亭主を改めて教えられたねぇ!

寄席に行けるのも亭主のお陰、
何不自由なく暮らせるのも亭主のお陰、
お陰様を何で伝えようぉ~かねぇ!

亭主の好きなものをたんとこしらえて
喜んでもらいますか!





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※1
尚更(なおさら)
ある条件が加わることで、
物事の程度が以前よりいっそう進むことです。

※2
蘊蓄(うんちく)
蓄えた深い知識です。
日頃から情報に耳を傾けて
幅広いジャンルの本を読んで
時間を掛けて手に入れた知識です。

蘊蓄を並べる、
この事には私の右にでるものはいない、
あたしは悪いイメージで捉えてました。
蘊蓄とは、蓄えた深い知識なんですね。

※3
瓦版
幕府によって禁止されていたそうです。
瓦版を売るには、二人一組になります。
イグサ、わらなどで編んだ編笠を
目深にかぶって一人が売り、
一人が見張り役をしてたそうです。
時代劇の捕物帖で
役人が来ると瓦版売りが逃げるシーン
ありました。

人の振りばかり見てますと、
あたし自身が見えなくなると思いました。
善悪をわきまえて正しい行為をなす
いい言葉です。
あとは、
自分の芯がブレなければいいんです!
あたしのことです。



今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しお~