wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

博報堂スピーチライターが教える 『短くても伝わる文章のコツ』(ひきたよしあき著)

悩み→文章が長くて「なにがいいたいのか?」わからない。

解決→要点を見つけ、要約文にまとめる、表現力が手に入る。

未来→あなたにも「短かくても伝わる文章」が書けるようになります。

 

未来を実現していく流れが本文にはあります。




30年余り、広告会社、博報堂でコピーやCMをつくる仕事に携わってきた、

ひきたよしあきさん。

 

1行で伝える。

15秒、30秒で心と財布を揺り動かす仕事です。

 

あふれるばかりの情報の中から限定された時間内で伝えて

相手の記憶にとどめ、行動を促す。

 

そこには、

 

短くても伝わる文章を書く。

要点を探し、それを端的に表現する力が求められています。

 

そこで、

 

本書を開くと、最初に釘付けになった言葉が、

 

「君の文章、長いうえに、よくわからないなぁ」

 

私自身、夫と大爆笑しました。

 

夫が私のブログを読んで、第一声の言葉があるじゃないの。

 

本書を開いた時点で、

短くても伝わる文章のコツが始まっているんです。

 

少ない文字数でもしっかりと読み手に伝わる文章は書ける!

やさしく、わかりやすく、文章が書けるようになりたい!

 

もっというなら、おもしろくてワクワクするブログを書きたい!

 

文章力をつけたい方なら、誰しも思うことですよね。

 

そこで、

 

博報堂スピーチライターが教える

『短くても伝わる文章のコツ』(ひきたよしあき著)



相手が動きたくなる、

短くても伝わる文章のコツが本書で学べます。

 

😃:

あなたが文章を磨きたいのなら、読んでおきたい一冊ってことね。

そこをふまえて、

人は、要点を絞った短い文章が大好き。

 

だからこそ、

 

自分の文章もそれにあわせて磨くことが必要なんですね。

 

 書く力を身につけたい!

 

「何から書いけばいいのか」「どう書けば伝わるのか」

文章に関する悩みを解決するコツです。




博報堂スピーチライターが教える

 短くても伝わる文章のコツ

 

目 次

第1章 文章力は「要約力」で決まる!

第2章 わかりやすい文章の“骨格”をつくる

第3章 ちょっとした工夫で読み手の印象は劇的に変わる

第4章 スピーチライター流 文章力を磨くトレーニン

第5章 ケース別 相手の心を動かす文章の書き方





第1章では、要点を見つけだし、要約文を書く方法を紹介。

 

まずやることは、文章を書く対象となる本や資料から、 

要点となる部分を読み解くことです。

 

スピーチライターの仕事は

得意先のスピーチやコメントを書く仕事です。

相手の心を読むことが作業の大半を占めます。

 

それを得意先自身が納得し、同時に相手も納得させられる

要点をついた短い文章にまとめていく。

それが、スピーチライターです。

 

要点→本や書類、会議、商談の内容などの中から

   要点を見つけ正確に伝える。

 

要約力→短くても伝わる文章を書くための根幹となる力です。



 

「1ページ・1ライン法」

 

大切な部分にアンダーラインを引くこと

本や書類にラインを引くときは、1ページに1ヵ所とする

1ページに1ヵ所を目安に大切なセンテンス、単語を探す

 

「ここだ!」と思った単語、または文章に短くラインを入れます。

 

核心がないと判断した場合は、ラインを引かなくてもいい。

逆に、いくつもあると思ったときは、

それらを比較してひとつに絞ります。



「選んだ言葉がをこねくりまわせ」

 

読むことは探すこと、そして考えること。

 

ラインを引いた言葉同士をひとつにまとめたり、分解したりする。

自由に自分が選び出した、重要と思う言葉をこねくる。

「作者の核心はこれか」と思う1点が見つかるはずです。

 

広告会社がCMの企画・提案書をつくるとき、

多くの場合は、得意先から商品名、開発の背景などが書かれた

「オリエンシート」を提示されます。

得意先の意気込みが伝わる、詳細で分厚い資料です。

 



最も大切な部分をえぐりとる。



最も大切な部分をぬき出し、

何度も読み返し要点にあたる部分を探しあてます。

ビジネスにあたる読む力とは、要点を「探す力」です。



本や資料から重要なセンテンスを抜き出し、

頭の中でこねくりまわすことで、

本に書かれた知識を得る以上に、自分で考える力がつきます。

 



文章の密度を高める「3つの中のベストワン」



重要と思える文章にラインを入れたら、

その中から最も重要と思える3つを選びます。

 

なぜなら、

 

要点を1つにしぼることで、

「なぜこれが最も大切なのか」

「どこがこの2つよりも重要なのか」

「これを最重要としたところで、全体を見渡すことができるのか」

などと考えることができます。

 

3つの中からベストワンを探す。

これらの作業を行うだけで、読む力と書く力がつきます。



「要約文は40字にまとめる」

 

要約を見つけ、3つの中のベストワンを1つにしぼったら、

要約文を書きます。

 

なぜ、40字以内にまとめるのか。

 

なぜなら、

 

人間がひと目で理解できる、

読んでも「わかりやすい」と感じる限界なんです。

 

文章だけじゃないんですね。

 

話すときにも効果を発揮するのが「40字」なんです。

 

そこで、

 

著者にかかれば、「走れメロス」、40字に要約したら、

 

「メロスは一度挫折し、心で友を裏切った。

 しかし、立ち直り、責任を全うして勇者となった」

 

走れメロス」を読んだ人なら、

 

「そうそう、メロスは挫折したよね、

 友を裏切ったことで落ち込んだんだろうね。

 でも、立ち直って、そうそう、勇者になったんだよね」

 

わかりやすいわー!ってことですね。



第2章 わかりやすい文章の“骨格”をつくる

 

「方向指示器」をつけながら、いっきに書く

 

第1章では、「短くても伝わる文章」の骨格となる要点の見つけ方と

要約文の書き方を学びました。



第2章 では、

それをもとに実際の文章を書くためのコツを紹介しています。

 

いっきに書いて、大幅に削る。

これが中身の詰まった文章を書く極意。

 

「もう頭の中には何も残っていない」っというくらい、

頭にあることを1度全部書き出してしまいましょう。



「接続詞」を使うコツは、「が  禁止」と「定型文」



文章を長く、わかりづらくする、「が  禁止」

 

例えば、

「ブログを書きたいのですが、挑戦してみます」を、

 

接続詞を換えるだけで、

 

「ブログを書きたいのです。だから挑戦してみます」

 

あなたのやる気、本意が伝わります。

 

「~が」と書いた箇所があれば、

文章を2つに区切って、適切な接続詞を探してみます。



書き出しは「桃太郎」で

 

書き出しは、5W1Hのうち4つのWで要点をまとめる。

 

手本にしたい『桃太郎』の書き出し

「むかしむかし、あるところに、

 おじいさんとおばあちゃん、いました」

 

これを5W1Hの6つの要素のうち4つのWを使うと、

「むかしむかし(When:いつ)、

 あるところに(Where:どこで)

 おじいさんとおばあちゃんが(Who:だれが)、

 いました(「What:何を)」となります。

 

これだけで状況を説明することができます。

 

書き出しは、5W1Hのうち4つのWで要点をまとめる。

これが、相手に伝わる書き出しのコツです。



😃: 

5W1Hの6つの要素のうち4つのWを使うだけで、

状況がわかるってことね。

読み手が状況を把握できるってことですね。

「Why:なぜ」「How:どのように」で、

目的や理由を表すけど、

4つのWを使うだけで状況を伝えることができるんですね。



相手が「何を得するか」で文章を組み立てる

 

相手本位の書き方のコツ。

 

相手より先に自分を語ってしまうと、

 

「ついつい自らの製品を説明したくなる」

 

「うちの刺繍ブローチはね、

 100年をゆうに超える織りの技術が特徴なんです。

 これだけ細かい細工ができるところは、ほかにないと思うよ」

 

どんなに自ら製品の良さを説明しても、 

買った人がどんなメリットがあるのか、

いっさい伝わってきません。

 

そこで、 

 

誰に向けた製品なのか、

買った人にどんなメリットがあるのか、

横にいた奥様が、社長を制して語りはじめました。

 

旅行のときに重いブローチで肩が凝るの、嫌ですから。

それに今はみんな写真を撮って、投稿するじゃないですか。

これけっこう大きいから、黒いタートルネックだったら、

まるで別の服を着ているみたいに見えるんです。

 

奥様は、明確に「相手が何を得するか」をつかんでいました。

 

相手本位で文章を書いているつもりが、

「私なら、こうするね」

「わたしなら、こんな使い方をするね」

と、文章を読み返してみると自分本位、

自分中心に書いているんです。

 

もし、相手が、

「私にどんなメリットがあるの」と聞かれたら、答えられない。

 

誰に向けているのか、年齢は、性別は、環境は、など、

相手にどんな得があるのか、相手本位で考えたら、



自分中心の言動から、他人中心の言動に変わったときに、

文章で人は動かすことができます。

 

本章を読んで、腑に落ちました。



SNSは「大勢の中のあなた」に向けて「肉体語」で書く

 

SNSに文章を書く際の3つのポイント

・ひとりに向けて書く

・読み手の環境を考えて書く

・肉体語で書く



😃:

ブログやSNSを書くときも書き出しから読者を巻き込む。

ハラハラドキドキ、時にはじんわりさせて

最後まで読んでもらいたいですよね。

 

そこには、

不特定多数に向けて書いていても、

必ず読んでほしい読者を明確にします。

 

なぜなら、

文章の多くは、感情移入によって相手を共感させ、

具体的な行動を起こしてもらうために書きますから。

 

年齢、性別、職業など、

実際にその人物が実在しているかのように想定します。



😃:

なぜ、

実際にその人物が実在しているかのように想定するの。



なぜなら、

SNSの基本的な読まれ方に、

スクロールされる文章の8割近くは無視。

気になる単語や写真が出てきたら指を止める。

「読む」よりも、「見る」感覚で、共感できるものを選ぶ。

 

SNSだけに限らず、ブログにも同じことがいえます。



😃:

一番伝えたいメッセージ。

「読む」よりも、「見る」感覚なら、

「結果」や「結論」から書くと、

相手が知りたいことなら、指をとめてくれるってことですね。

 

そこには、

 

年齢、性別、職業など、読み手の環境を考えて書く。

実際にその人物が実在しているかのように想定すれば、

伝えたい人をひとりに向けて文章を書くことができる。

 

失敗したことや苦労したことなど、

経験したことを文章にすることも、

読み手が共感すれば、読み進めてくれますね。




博報堂スピーチライターが教える

『短くても伝わる文章のコツ』(ひきたよしあき著)

 

本書を読んで、最初に感じたことは、

 

「分かっていそうで、分からなかったことが、分かった!」

 

それは、以下の3つです。

 

①要約→短くても伝わる文章を書くための根幹となる力です。

②相手本位→相手にどんなメリットがあるのかを明確にすること。

③読み手の環境を考えて書く

 

「誰に向けて文章を書くのか」

 

実際にその人物が実在しているかのように、

年齢、性別、価値観など、想定して、ひとりに向けて文章を書く。

 

ブログを発信したい、ブログを続けたい、

SNSにしても目をとめる文章力があればと思う方に、

 

短くても伝わる文章のコツが、ぎゅっと詰まった一冊の本です。



自分中心の言動から、他人中心の言動に変わったときに、

文章で人は動かすことができます。





また、気づいたことがありましたら、

ブログ更新したいと思います。

 

今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しおー

 

 

wararabanasi.hatenablog.com