wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

出世しなくても、幸せに働けます。  複数の仕事で自分を満たす生き方(中村 龍太  著)

「副業」と「複業」の違いをご存じですか?

 

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「副業」の副は、主なものにつきそってその助けとなること。

「複業」の複は、二つ以上の物事などの意味をもつってこと。

 

いやいや、そこから始めなくても...

いやいや、「複業」を知らなかったもんでー

 

働き方改革の一環で2018年1月から副業が解禁されたこともあり、

各企業で副業を認めるケースが増えてきたそうです。



「副業」の場合は「本業とは別に収入源を作り出す」

プラス、収入を増やしたいと思いますよね。

 

「複業」の場合は

「自由な働き方をする」や「スキル会得や経験を生かす」

などを目的に始める方が多いそうです。

 

趣味や好きなことをやっているだけなのに、

「ありがとう」と感謝されたり、

喜んでもらったり、誰かのお役に立つなんて、

思わぬ反応に、こちらの方が驚かされる。

 

そんな経験、ありませんか?

 

たとえば、

婚活パーティーに、友人と何度か参加していると、

 

友人「おまえのしゃべり、おもしろいよな、

   おまえの婚活パーティーなら参加してもいいよ」

 

今では婚活パーティーの主催者側になり、喜ばれています。

なぜなら、

彼が始めた婚活パーティーで、

友人がお付き合いを始めたからです。

 

外出が厳しくなった今では、オンラインパーティー

マスクなしで会話ができるのは、

自然と笑顔になるんだといってましたね。



複業と副業では、一見同じように見えますが、

実際の働き方や最終的な目的は異なります。

ですが、

誰かの役に立ったとしたら?誰でも嬉しくなりますよね。



「複業家」とは、一つの仕事だけでなく、

いくつかの仕事を掛け持ちしながら働く人のこと。

 

その草分けとも知られる著者は、

現在、IT企業のサイボウズで週4日働きながら、

自営の農家で人参を育てたり、

依頼があればドローンで動画撮影をしたり、

パエリアづくりを教えたり、働き方を自分で選ぶことができる。

 

人それぞれに選択肢があることを

著者が体験を通してたどり着いた

復業の「芽の見つけ方・育て方」を紹介しています。

 

 

もくじ

1.「本書の要約」

2.「今後意識すること」





1.「本書の要約」

 

中村 龍太氏は、超会社人間だった!

会社に評価されて昇進していくことにやりがいを感じ、

出世こそが、人生のゴールと信じるようになっていたのが、 

 

・マネージャーとして二度も大きな挫折を味わったこと。

自信も出世という目標も失い、

眠れないウツの一歩手前のような状況にまで追い込まれたこと。

 

精神的に追い詰められていた中で、 

キャリアコンサルタントの女性の言葉に、

抑えていた感情が湧き出て、2度も涙したこと。

 

・その涙をきっかけに、徐々に自分自身を取り戻したこと。

その涙をきっかけに、人生をどう生きたいかの視点に立った考え方を身につけるきっかけになったこと。

そして、復業家としてキャリアをスタートしたこと。



・マネージャーとして二度も大きな挫折

 

1度目のマネージャー失格から、

数年モヤモヤした時期を過ごしていたんだよね。 

「一体、自分の何を変えればいいのだろう」

「どの方向に向かって頑張ればいいのか」

モヤモヤが付きまとっていた。

 

キャリアコンサルタント味岡さんが、

マイクロソフトのマネージャーさんは、

 プレッシャーの中、頑張っていますよね」

 

その言葉に心が揺さぶられ、

 

「分かってくれる人がいる」

 

そう思うだけで安心したら、溢れる涙が止まらなかった。

 

😲:

自分でも気づかない、抑えていた感情が溢れ出てきたんだね。

言葉が引き金になることってあるんだよね。



キャリアコンサルタント味岡さんが、

提案してくれたのが、キャリアプランシート、

43歳(当時)から、50歳まで。

「どんな目標に進みたいのか?」

「その目標に向けてなにが足りないのか?」

 

そのシートを見た味岡さんのアドバイスは、

「もっと社外に目を向けましょう」

 

マネジメントとのどこが悪いのか?

興味が社内に留まっていることが問題だと指摘されたことが、

意外だった。



😲:

私がブログを始めたきっかけは、人間関係でモヤモヤしていた時。

文字にしたら、どこに向けて、誰に向けたモヤモヤなのか?

自分の本音が分かるんじゃないか?

書き続けていたら、問題なのは、???

 

ちょっと待って!

中村 龍太さんのキャリアプランシートと、

あなたのブログとなんの関係があるの?



😲:

誰にでもモヤモヤの1つや2つ、あると思うんだよね。

ひとりとして同じ人間はいないけど、

1つだけ、共通するモノがあるとしてら、

それは、「感情」

 

内容はぜんぜん違うけど、

モヤモヤする感情の度合いも違うと思うけど、

そのモヤモヤに気づかないモヤモヤは同じだと思います。



社会人OB訪問

 

お世話になった大先輩に話を伺っいに行ったとき、

変わらずイキイキと働いている大先輩。

実際にお会いしてみると違和感があった。

大先輩が歩んでいた出世コースでは、主導的立場が求められている

 

中村 龍太さんは、

指導者としての立場よりも、仲間と一緒に何かを作りたい。

新しい知識を身につけたりすることに魅力を感じたことに気づいた



社外にやりたいことがあるのでは?

 

それまで社内の出世しか目指していなかった

中村 龍太さんにとっては、

社外に向けることは、考えたこともない視点だった。

 

今まで自分がこだわってきた「出世」の階段とは違う

キラキラした道が用意されたような、そんな感覚を味わいました

 

😲:

キラキラした道が用意されたような感覚。

見えない道が、

どんどん明るい方向へ向かっているように感じるよね。

自分が感じていた違和感が晴れていく感じなのかな?

 

あなたが自分ごとに感じるとしたら、どんな感じなの?

 

😲:

自分の気持ちを文字にしたら、

モヤモヤの矛先が自分だって気づいたの。

不思議なことに、

原因は自分なんだと気づいたら、胸の辺りがほんわかしたの。

 

そのほんわかって?

 

😲:

きちんと伝えきれない自分。

黙って過ぎるのを待っている自分など、10個も文字にしたら、

言葉のおびに「自分」を書いているんだよね。

どんどん自分を責めていっている自分がいるのに気づいたの。

気づいたら、モヤモヤの原因が、まさか自分だなんて!

 

モヤモヤの原因が分かったから、胸の辺りがほんわかしたの。

 

ちょっと分かりにくいけど、感じ方は人それぞれですね。



農業クラブの活動にのめり込む

 

自宅は農家で、田植えや稲刈りに駆り出されることもあって、

目新しいことでもなく、特別な関心もなかった。

クラブの会長が、「これからの農業をもっと産業化したい」

と語る姿に少しだけ心が傾いた。

 

「会社の仲間と農業をするのもいいかな」

 

行ってみると、とても新鮮な環境だった。

 

それだけで普段はオフィスでは見えない

さまざまな顔が見えてくる、

それから、自宅で使っていた畑を貸し出したり、

田植えや稲刈りの企画をしたりするなど、

農業クラブにのめり込んでいきました。

新たな人とつながる、楽しさに気づくきっかけだった。



😲:

モヤモヤの原因が自分だって気づいたら、

自分の言動や行動は、今まで通り責任を持つこと。

周りに過剰にならないこと。

付き合う人は、選ぶこと。

100人全員とうまくいくはずがないよね。

 

原因が自分だって気づいた時に、

一番だいじなことは、自分に優しくすること。

そうしたら、周りにも優しくできると思うし、会話も弾むよね。

人とつながる楽しみを感じます。



母校の中学校で、動画制作を教える

超資本主義のど真ん中で、 

金銭的な報酬を対価にずっと泳ぎ続けていました 。

そこで、「働くとは金銭的報酬をもらうことだ」

という考えが刷り込まれていたのでしょう 。

でも中学校での公演は報酬ゼロでもやりたいと思いました。

そしてやってみて気づかされました。

本来、働くことは

「ありがとう」と言われることかもしれない、と。

 

😲:

ブログで、はてなスターがついた時は、嬉しかった!

想像するしかない読者さんだけに、目頭が熱くなりました。



徳島でさらに関心軸が広がる

都心では老人ホーム不足が社会問題なのに、

ここでは老人ホームも不要なの?

〈 省略〉

 

限界集落と言われるような場所にも、 

若い人たちが戻ってくるんじゃないだろうか 。

僕が持っている ITの知識を ひょっとしたら

 社会課題の ソリューション につなげられるかもしれない 。

いや、そうしたい !

そんなふうにワクワクしている自分がいました。

 

 

数年前にどん底にいた僕にとっては想像もできない変化でした。

 

想像もできない変化が起きた理由

 

この気づきをどこかに発信せずにはいられません。

 この時、突然自分の気づきを多くの人に知ってほしい!

気持ちが芽生えたのです。

 

😲:

ちょっとしたヒントになればいいな!

共感した読者がいたら、

行動できることを発信できたら、

不安が安心に変わるとしたら、

不安な気持ちを少しでも和らげることができたら、

そういう気持ちからブログを始めたの。

ブログに芽生えたのよー!



本音をいうと、ブログを発信しようか迷っていたんです。

私のブログを読む人がいるの?

 

その時に見ていたYouTubeで、

 

「やりたいと思ったことは、いろいろ考えず、"やる"

 自分にあっていれば続くし、違うと思うなら、やめたらいい

 でもね。

 9割の人がブログを始めて1年未満にやめてしまう

 データがあるんだよね」

 

この言葉で、ブログを発信することを決めました。

 

なんだか、あまのじゃくぽいけど。

 

😲:

何を発信するか?

頭が痛くなることもあるけれど、

更新できた時の嬉しさが癖になっちゃったみたい。

今は、ブログを書くのが楽しいです。



会社員は「ノミの箱化」しやすい

 

長く会社員でい続けることで、

もしかしたら自分の世界を狭めてしまっているかもしれない。

特に一つの会社にしか知らない人は、

自分の会社が全てだと思ってしまう可能性がある。

そう、「タコツボ化」ならぬ「ノミの箱化」している

可能性があるのではないかと思うのです。

 

僕はまさに「ノミの箱化」 した人間でした 。

視野がとても狭くなっていました 。

自分の興味関心が マイクロソフトという

一つの組織内だけに留まっていたのです 。

それを指摘してくれたのが、味岡さんでした。

 

😲:

眠れないウツの一歩手前のような状況から、

社内から飛び出して、

どんどん気づいて、楽しくなって、ワクワクして、

「ありがとう」の言葉に感動して、

別世界のように見える復業を広げて複数の仕事を軽やかに楽しむ。

著者が伝えたい幸せな働き方って、

こういうことなんだと思いました。

 

中村 龍太氏は、

挫折を機に自分がやりたいことはなんなのか見つめ直したんだよね

 

復業の最初の目的はお金だったが...

 

転職に伴い給料の減額、教育費がかかる二十歳前後の二人の子ども

家族を説得するには本業以外で稼ぐしかない。

給料を補うための方法が、復業の仕事を掛け持ちすること。

復業の最初の目的は、収入を増やすこと。



😲:

本音をいうと、

自分のやりたいことで生活が成り立っている人だと、

「あなただから、できたんだよね」て、思いました。

でも、そこまでくる過程は、本書を読み進めなきゃわからない。

どんなりっぱな企業で働いていても、

悩みや不安は、誰にでもあるってことなんですね。



コロナを機に立ち止まる

 

中村 龍太氏は、

僕が本書を通して伝えたかったメッセージの一つは、

本業だけで生きることのリスク」でした。

 環境変化の厳しさを目の当たりにして、

一つの仕事だけに依存することのリスクを、

より多くの人が実感しているのではないでしょうか。 

そんな状況の中で、

当初の企画書通りの原稿を書き進めてはだめだと思いました。

コロナ禍で新しい「モヤモヤ」を 感じている人たちに向けて、

そのモヤモヤを解消する内容にしたいと思いました 。

〈 省略〉

 

そうした人に、僕自身がモヤモヤをどう解消したか、

その経験談をお伝えすることで、

共感してもらい、行動に移してもらいたいと考えました。

 

趣味で購入したドローンが事業に

 

この機械面白そうだな」から始まって、

 

動画を見た知り合いの農家さんから

畑を撮影して欲しいと頼まれた。

 

「 これは仕事になるかも」



コロナ前後で大きく変わったのは使える時間でした。

 

1日往復4時間かけての 通勤時間が減り、

朝の時間に余裕がうまれて始めた副業がとなりの農家の草刈り。



😲:

趣味や好きなことを始めたことが、復業に発展!

出世こそが、人生のゴールと信じていたことが、

 

「出世しなくても、幸せに働けます。」

 

第5章では、

複業の芽を見つけて育てる方法。

 

事業を始めるにあたって、計画を立てないこと。

エフェクチュエーションを実践するための

5つの原則が説明されています。 

 

目標を定めないのであれば、

どのように復業を広げていけばいいのか。

僕が勧めているのが、「エフェクチュエーション」

という新規事業開発の考え方で事業を前に進めることです。

 

2.「今後意識すること」

 

復業と思うと、無理かな?

でも、

何か心にくすぶっていることが、ありませんか?

 

意識してみると、

趣味を趣味で終わらせたくない。

興味のあることをスルーしたくない。

心の中で思っていることがありませんか?

 

一歩踏み出す勇気を押し出せるかも。

あと一歩と思うことを本書で分かるかも。

あと一歩で夢が現実になるかも。

 

心の中でくすぶっている「モノ」を感じ取って

今の自分の気持ちを大切にすることで

芽の見つけ方・育て方を気づかせてくれた。

 

シニア世代の私でも、

本業と並行してブログを書き続けることができる。

今の私の幸せなのかもしれない!

 

著者、中村 龍太さんの一冊の本です。

 

また、気づいたことがありましたら、

ブログ更新したいと思います。



今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しおー