wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

病院=不安を安心に変える=思いやり

人生いろいろ?

 

謡曲に人生いろいろって歌があるように、

この2ヶ月間、我が家でもいろいろありました。

 

この2ヶ月間に起こったことは、

今回は母と夫、私と病院にお世話になったお話です。



怪我や体調不良などになると、病院へ行きますよね。

診察して治療を受けてお薬を処方してもらうこともあります。

ですが、

急遽入院手術ってこともあります。

 

未来の姿は、

「痛みのない生活を送りたい!」

「通常の生活を送りたい!」

 

お時間がございましたら、読み進めてください。



 

 

 

 

1.母がすってんころり😥

84歳になる母が、転んで脚が痛くて歩けない。

翌日には、

右側股関節あたりが痛くて歩くことができない。

いや、腰のあたりも痛い?

背中も痛い?


母は夫(息子)といっしょに整形外科に行くことになりました。

 

整形外科では、

レントゲンやMRI・CTとお医者さんの判断で検査を受けますよね。

 

検査結果を聞いた後は、痛み止めのお薬をいただきました。

 

とにかく痛みをとりたい!

1週間分のお薬を処方してもらったので、

 

母:

これで痛みがとれる。

 

お薬をもらったことで、不安が少しだけ安心に変わりました。

 

ところが、

薬を飲んでも痛みがとれない。

 

食後に飲むお薬だったよね?

私の飲み方が間違っているの?

 

🙂:

いえいえ、お母さんが悪いわけじゃないですよ。

お薬があってないだけかもしれませんよ。

 

病院を変えるのもいいですよ。

なぜなら、

痛み止めの薬にもいくつかの段階があるんです。

例えば、

痛みがある場合の問診で、

 

お医者さん:

痛みが10段階とすると、今の痛みはいくつくらいですか?

 

問診の時に聞かれたことがありませんか。

お薬にもいくつかの段階があるんですね。


それなら、別の整形外科へ行こうじゃないか。

2ヶ所目の整形外科では、MRI検査を受けました。

 

ここでポイント!

母のお薬手帳を見せることで、

今、処方されているお薬がわかりますね。

お医者さんもどんな薬を飲んでいるのか?

把握できるんでしょ!

別のお薬をいただくことになりました。

 

母:

今度そこ、このお薬で痛みがとれるよね。

痛みがとれますように。

2ヶ所目の薬で痛みがとれたと喜んでいたのですが、

薬を飲んでいるのに、

1週間ほどしたころに痛みがどんどん増してきた。

 

夫:

2ヶ所目の薬もあってないのかもしれない?

別の整形外科へ行こう!

3ヵ所目となると、どこへ行けばいいのか?

病院の口コミサイトもありますよね。

 

我が家では、身近な口コミ!

年齢的に周りにも整形外科に通っている人が多いですね。

人伝に聞こえてくる何ヵ所かの整形外科から選んで、

3ヵ所目を決めました。

 

3ヵ所目の整形外科でも初診なので、

MRI検査を受けることになりました。

 

母:

月に何回もMRI検査を受けて大丈夫なの?

放射線とか聞いたことがあるんですよね。

なにかと体に影響はないの?

 

誰でも心配になりますよね。

 

そんな時は、お医者さんに聞くのが一番!

3ヵ所目ではじめてMRIについて聞いてみたら、

 

 

😲:

MRIって筒の中に入るんですよね。

怖いです。

 

一般的にMRI装置というと、トンネル型、

筒の中に入るのは不安、怖いですよね。

私も以前に筒型のMRIで検査するとなった時は、

怖いなー、狭いところは嫌だなーと思いました。

病院にもよりますが、オープン型MRIってモノもあるんですね。


母からすれば脚の痛みをとりたいだけなのに、

3ヵ所も整形外科を巡るなんて思いもしなかったと思います。

1ヶ所で治らないなら、

2ヶ所、3ヶ所と病院巡りをする必要な時もあるんですね。

 

3ヵ所目にして、母の脚の痛みはとれています。

もし、また、痛みが出るようなことがあれば、

また、整形外科に通うことがあれば、

これからは3ヵ所目の整形外科にすると言ってました。

 

今は以前のように歩くことができて、

買い物や散歩や園芸などを楽しんでいます。

 

痛みをとるためにも体調不良な時でも、

納得いくまで病院を選ぶことも、

 

病院巡り=不安を安心に変える=自分への思いやり

が、 

家族の不安を安心に変えたのも家族への思いやりだと思いました。



2.急遽入院手術をした夫

多少の痛みは我慢できる。

いやいや、我慢することってありますよね。

病院へ行くとなると、

なにかの病気なんじゃないのか?

もし、病気だとしたら病名を聞くのが怖い。

病院=病気のイメージが浮かんできますよね。

怖いのは、あなただけじゃないですよ。

ほとんどの人が怖いと思っていますよ。

 

😲:

我慢にも限界があると思います。

不安な生活を送るなかで、

・美味しく食事をとりたい。

・仕事に集中したい。

・家族に心配をかけたくない。など、

いくつも選んでこなしながら日常生活を送っていますよね。

いくつも選んでいる中に、病院へ行くという選択もありますよね。



お腹の辺りに違和感がある。

近くの内科で腹部CT検査をして

大きな病院での検査等が

必要と判断したことで紹介状を書いてもらい、

(紹介状とは正式名称「診療情報提供書」)

 

週明けの月曜日に総合病院に行くことになっていましたが、

自宅に戻る途中、突然の腹痛。

 

夫:

我慢できないこともないけど、夜中に痛みが増してきたら?

 

不安なままでいるよりは、救急外来に行くことに、

 

夫の判断は、

「不安を安心に変える=思いやり」がありました。



😲:

もし、一晩中痛みを我慢して家にいたら、

家族は心配と不安でいたたまれないよね。

もし、

本人が運転している途中で

激痛が襲っていたら運転なんてできない。

想像したら、事故を起こしていたかもしれない。

それこそ恐怖が襲ってくるよね。

夫の判断は正解だった!



・腹痛を我慢せずに救急外来に行ったこと。

・タクシーを利用したことで家族が安心できたこと。

夫のとった行動は、自分を思いやることで、 

家族が不安がることを安心に変えた。

 

自分を思いやることが、家族への思いやりになるんですね。



腹痛を我慢せずに救急外来に行ったことで、

夫の判断は正解でした。

 

なぜなら、

急遽入院手術と診断されたから。



😲:

妻のあなたはどうだったの?

 

治療すればすぐに帰れると思っていたので、

院内のコンビニで二人分のハンバーガーを買って、

家で食べようねって、夫に言ってました。

 

😲:

能天気な人ね。

 

まさか、

急遽入院手術と診断されるなんて思いもしないもの。



32年も連れ添ってきて、夫の初めての入院手術。

コロナ禍で「医療非常事態宣言」と聞くだけで不安になるのに、

夫が、急遽入院手術と言われたら、

本人同様、私(家族)も不安になります。

 

腹部超音波検査や腹部CT検査などと採血検査もします。

 

病名を聞くのも不安でしたが、

入院初日から38度も熱があると、

頭をよぎるのは、コロナ?

コロナの検査もしました。

 

入院手続きや入院に必要な物を準備しなきゃと焦る中、

コロナの検査結果までの2日間は、

本人同様、私(家族)も不安でしかたがない。

 

自然の猛威や環境の流れを感じ取ることはできるけど、

逆らうことはできない。

不安がどんどん増していき恐怖が襲ってくる。

コロナの検査結果が出るまで大丈夫なんて思えない。


新型コロナウイルスの検査結果、

「陰性」であることが確認できて本人同様、私もホッとしました。

 

退院後、夫が言うには、

検査結果が「陽性」だったら、

手術体制や日程などの変更もあったそうです。



病名は、急性胆嚢炎。

手術で摘出した胆嚢は壊死していたそうです。

痛みがあったからこそ、摘出手術で難を逃れたことと。

 

胆嚢摘出後の病理検査で、

胆嚢がんではないと知って、本人同様家族も安心しました。

今まで通りの日常生活を送っています。



😲:

完全看護体制だと言っても入院中はそばにいたいよね。

付き添いはできるのか?

 

コロナ禍での入院、手術ですよ。

以前のように病室に家族が出入りすることはできません。



入院時、退院時、手術当日や

病状説明等で病院から来院をお願いした場合のみ、

原則としてご家族の方2名までに限らせていただきます。

 入院患者さんとの面会は、洗濯物の受け渡し等、

入院生活に必要なものを届けることはできても、

直接手渡すことはできません。

 

どんな状況なのか、知りたいのに?

いったん、病室に入ったら会うことはできないんですね。

そこで、

 

😲:

スマホがあれば、だいじょうぶ!

いくらでも充電はできるのでビデオ電話で会話ができる。

しかーし、

YouTubeなどを見るギガ料金は患者さん持ちです。

テレビを見るなら、テレビカード。

今はテレビカードの返金もあるんですね。

不安を安心に変える=ビデオ電話

 

LINEのビデオ電話で、意思疎通ができます。

コミュニケーションとも言いますが、

互いに顔を見ながら話ができますね。

 

家に居る時は、ネットフリックスの韓国ドラマに

はまってほとんど会話がないのに、

病院に居ると思うと気になるんですね。

 

夫のビデオ電話を待っている私がいました。

 

たわいのない会話なんですが、

ビデオ電話で夫の状況が見てわかるので安心できました。


😲: 

居るのが当たり前って思っていた夫と、

普段から会話するようにしようかな?!

なーんて思ったんじゃないの。

 

ご想像におまかせします。



夫が、腹痛を我慢せずに救急外来に行ったこと。

夫が、タクシーを利用したことで家族が安心できたこと。

自分を思いやることが、家族への思いやりになるんですね。



3.月に2回も救急外来に行った私。

前回の熱中症か夏バテなのか?

 

仕事を終えて炎天下の中10分歩いて

バス停で30分バス待ちしていただけで気分が悪くなった。

我慢できず、朝方救急外来に駆け込みました。

振り返ってみれば、

 

夫:

今日の最高気温は33度らしいから、

帰りはタクシーで帰ってきてもいいんだよ。

 

暑い日差しに加えて、アスファルトからの照り返しは辛い。

水分補給をしていても、無風の中では息苦しくなってきます。

たった20.30分のことなのにと思いきや、

体は素直に反応するんですね。

 

どんどん血の気が引くのを感じる。

顔面蒼白ってこういうことか?

立つことができるのか?

恐怖が襲ってくるー!

 

右を向けば空車のタクシー、

前方を向けばバスがやってきたー!

 

「バスに乗ろう」

 

どうにかバスに乗り家に帰ったけれど、

どんどん気分が悪くなる。

 

経口補水液を飲んで、休んでみたものの気分は最悪。

 

その結果。朝方救急外来に行くことになりました。

夫の言うことを聞いて、タクシーで帰っていれば、

救急外来に駆け込むことはなかったと思う。

 

目先のことにとらわれて、

なんでも切り詰めればいいんだと思うことが、

夫(家族)を不安にさせることになるなんてー。

 

😲:

自分の体をないがしろにしてまで、

タクシー代をもったいないと思うのか?

 

その時は、自分のことで手いっぱいでしたが、

夫の入院手術の時に、私が不安になった気持ちと同様。

私が救急外来でうなっていた時も、

夫(家族)も同じ気持ちでいたんだと思うと、

 

私自身、自分の体をないがしろにすることは、

夫(家族)を不安にさせていた。

夫の思いを知りました。



まとめ

病院=不安を安心に変える=思いやり

 

怪我や体調不良などになると、辛い思いをしますよね。

その時は、自分のことで手いっぱいになります。

周りの気持ちを察するなんて、ほとんどできないと思います。

ですが、

辛い思いをしているのは、本人だけじゃないんですね。

 

家族や兄弟姉妹や恋人や友人や仕事で関わる人など、

本人に関わる人達を不安にするんですね。

 

仕事があるから休むことができないと思うこともあります。

周りに迷惑をかけたくないと思います。

ですが、

1番に迷惑をかけて、

悲鳴をあげているのに気づいてやれないのは、

自分の体なんですね。

 

我慢せずに病院へ行くことで痛みがとれたり、

体調不良が良くなることで、

1番に喜ぶのは本人、自分なんですね。

 

その時には、周りの気持ちを察することができる。

安堵な気持ちを感じることができます。

 

普段は照れくさくて使わない言葉があります。

照れくさいから言葉にはしませんが、文字にしてみます。

心に染み渡ってくる言葉があります。

 

健康1番!じゃないですよ。

 

「幸せ」

 

まずは自分から幸せを感じる行動をしたら、

周りを幸せにできるんですね。



タクシー代がもったいない!

 

もったいない精神は、使い方次第では辛い思いをするんですね。

もったいない精神は、

使い分け次第で自分への思いやりにもなるんですね。

 

偉そうなことを言っている私ですが、

まだまだ人生は続きます。

これからもいろんなことを経験しては、

落ち込んだり笑ったり、喜怒哀楽を楽しんでいきます。

 

今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しおー