wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

悩んで悩んで、一か月で読んだ本は100冊。 「人の世界に入って楽しむことはできないのに」

1ヶ月に100冊読んでやっと気づきました。

一つは!

他人の人生に入り込もうとしている自分がいたんですね。

「人の世界に入れるわけが~ないのに」

「人の世界に入って楽しむことはできないのに」

 

楽しんでる人を見ると嫌がることをする人がいますね。

その人も自分の世界に来て欲しいんだと思います。

方法は人それぞれです。

 

誰も来てくれないから、方法を変えては試みる。

まだ来ないのかっと思うとイライラしてくるんだと思いました。

 

私はこう思いましたね。

①あなたの世界に入って行ったとしたらそれは私の意思です。

 

➁入らない選択をするのも私の意思です。

 

私は②を選びます。

 

②を選んだ私よ、ありがとう!




こ噺

 

お勝:

人ってぇ~のは、自分にないものを見せられると

はっと驚く人と、

「なんだい自慢かい」って

眉間にシワ寄せて言う人がいるよねぇ

 

こっからがおもしろい!

 

驚いた人は、聞きにくるねぇ。

眉間にシワ寄せた人は、聞き耳立てている。

嫌みを言うくらいなら、

さっさとその場から去っていきゃいいんだぁ。

去るどころか、聞いてる人の肩を叩いて

「なんだい?」って聞いているんだよねぇ

素直じゃないねぇ~。

どうしたんだい?って聞いたら

「なんでもないよ」

なら、なんでそこに居るんだい?って聞いたら

「どこにいようが、私の勝手だろ」って言うだよぉ。

なら、ほっときましょ。

どんどん話を進めていくと、前のめりなって聞いている。

話を聞き終えると

「なんだ、そんなことかい」

今度は捨て台詞だぁ~

捨て台詞を聞いた時はムカついたねぇ~。



お良:

その眉間にシワ寄せた人は、どうしたんだい?



お勝:

分かんないことは、その場で聞けば事は済んだのに

長屋のみんなに聞いて回ってたらしいよぉ



お良:

二度手間だねぇ。

二度手間で分かりゃいいが

何人もに聞き回っていたら

話が変わってくるんじゃないかねぇ?

人は聞いた話に自分の思いまで挟んでくるから

どんどん尾ひれが付いてくるだろぉ

内容が変わっちまうねぇ

 

そうだぁ!

お竹さんから、こんな話を聞いたんだけど?

南蛮菓子を元にして作られたって言う

カステラって和菓子があるだろぉ、

武士や豪商の上流階級しか手に入らない高級品だよねぇ

そのカステラの材料は小麦粉と卵と砂糖なんだろぉ、

高級食材だよねぇ

あ~、美味って言うから食べてみたいねぇ~。

 

そのカステラがあたしら庶民も頂けるらしいよぉ

庶民でも手に入る値段って言うからねぇ

それでねぇ、

お竹さんがうんちく言ってる内に

話の流れが変わっちまって、

「それなら、わたしが皆にご馳走してやる」って

意地っ張りのお竹さんが言ったもんだから

長屋の皆が、カステラが来るのを

首を長くして待ってんだよぉ

わたしも頂きますよぉ

 

お勝:

話が変わっちまってますねぇ?

あたしが言ったことは、

庶民相手の商店でも売られているが

依然として値がはるから、

目で頂くしかないねぇ、って言ったんだけどねぇ



お良:

へぇ、そしたらお竹さんが言った

皆にご馳走してやるってことは嘘なのかい?



お勝:

嘘じゃないと思うよぉ

ただ、あたしら庶民の手に入る値段ならの話だねぇ

素直に聞いていたら、勘違いしないで済んだのに

どうするんでしょ~かねぇ。



それから数日後、

お竹さんは長屋中を謝って歩いてたそうです。

 

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良いことを招き入れるには自分が喜ぶ言葉を使います。

 

「今日もとことん楽しみますよ~」

 

そうしますと、笑顔がどんどん見えてきます。

仕事も順調ですね。

欲しかった物が手に入りました。

言葉には放った人の魂が入ってると言います。

「言霊」です。

自分が喜ぶことをしましょ~、やりますよ~。

出来た自分を褒めますよ~。

 

経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏の有名なエピソードで

自分の頭を撫でながら

「今日も一日よく頑張った」と自分をねぎらっていたといいます。

私は感動しました。

私は心の師匠と思っています。







今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

 

またのお越しお~。