wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

「進化の過程」 あたしの進化の過程とは、 自分自身のことですね。 進化ですので、成長です。 体はいっぱしの大人です。 次は頭の成長です。 もう一つは心の成長です。

知識は書籍にネットに実体験です。
心も書籍にネットに実体験です。
脳で感じて心に伝えるので
個別にすることはできないですね。

 心の底といいますと、
潜在意識にあることが、
ひよっこと出てきました。
幼少期のことです。

あたしの家の前は180度、
サトウキビ畑でした。
暑い日です。
暗くなった時間に、
小さな商店に行くことになりました。
おつかいです。
子どもの足で往復10分だったと思います。
サトウキビ畑の奥の奥でしょ~か、
光が飛び交うのが見えまして、
数えてみたら五個?六個?
サトウキビに見え隠れしてたので、
六個?だったと思います。
不思議に思いました。

小さな商店に着きまして、
小さな商店のお爺さんに、
「あの光はなに?」と聞きましたら、

見えるのかい!
子どもは見えるって聞いたが本当なんだな!
あの場所は、戦中の……
子どもに話すことじゃないと
思ったんでしょう。
それ以上は言いませんでした。

家に帰って、
光が飛び交う話をしましたら、
あたしのお爺さんが、
あたしの腕をぎゅっとつかむこと数秒
だいじょうぶ、
その一言で奥の部屋に入りました。

いろんなことを体験しながら、
成長するんですね。

 

 

こ噺


井戸端でおかみさん達が井戸端会議、
毎度、亭主の話題で喜んだり落ち込んだり、
若い時は何にでも興味津々で頼もしかったね~。
キラキラした目をしてたねぇ~
もう一度、見てみたいねぇ~。 同感。


棟梁:
八は成長したな~、
初めはよ、ひょろひょろ~としてて
こんなんで、でぇ~く(大工)は
無理じゃね~かってな~
道具を磨がかせりゃ~、
怪我するしよぉ~
今じゃ~、立派なでぇ~くよ~、
成長したな~
成長するって言や~、
書物商でちらっと見たのが進化の過程てな
偉い先生がいるもんだ~、えれ~、えれ~


女将さん:
内容は知ってなさるのかい!


棟梁
内容は知らなくても題名見りゃ~、
偉い先生が書いたって
分かるじゃ~ねぇか!


女将さん:
偉い先生が書いてなさるよ、
かみさん達に大人気なんだよ~


棟梁:
そんなに人気があるなら、
聞きてぇ~なぁ~


女将さん:
聞きたいかい!
床に入る前だから簡単に言うよ
絶滅したホモ・エレクテゥス、
ホモ・ネアンデルターレンシス
そのあとにホモ・サピエンス
世界中に拡散した~
年表や細々としたことは省略するよ、
なんたってなが~くなるからね!


棟梁:
知ってる言葉を
並べてるだけじゃ~ね~のか~


女将さん:
バカを、おいい
ホモ・サピエンスさんがいたから
あたし等が今いるんだよ
ホモ・サピエンスさんの前の人が先だけどね、
それでだよぉ、
道具を作ったり食べるための
工夫をしたりでね~
ん~、なが~いなが~い年月をかけて、
あたし等が今いるんだよ~
あ~、、疲れた


棟梁:
ならよ?
かみさん達になんの関係があるんだい?
なんで大人気なんだい?
言えねぇ~のか、
博学ってぇ~言いたいだけかい、
おもしろくね~な~


女将さん:
おもしろくね~ってことは、
あたしに負けたくねぇ~てことだろ!
なら、学びてぇ~てことなんだろ!


棟梁:
おもしろいこと言うじゃ~ね~か、
書物もってきな、
読んでやろ~じゃ~ないか


女将さん:
しめしめ、うちの人も進化しますよぉ!

 

 

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子どもの時に見えたものが、
大人なって見えなくなったことが、
多くあると思いました。

文字にすることで、
思い出すことに気づいたら、
どんどん蘇ってきました。

怖かったこと不思議に思ったことも
今は冷静に判断できることも
成長だと思いました。

不思議なことはまだありますよぉ
封印したと思ったことが、
見え隠れしてます。
それは次回と言うことで。

 

 


今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しお~。