問いかけと言いますと
自分だけ喋ってると
会話になりませんから
謙虚になって相手に問いかけます。
「あなたはどう思いますか?」
質問系になりますね。
なんでも、何度も人に問いかけてますと
人の判断に委ねることになります。
他の人に聞かれたら
「あの人の言う通りにしました」
判断した相手を引き立ててる
ように聞こえます。
本人は満足してます。
こんなことが続いた時に
トラブルでもあったら
「あの人の言う通りにしました」
同じ言葉なのに天と地ほどの差があります。
こ噺
八:
新吉ですがね
すれ違いざまに、
あの人は落ち着きがないな
こん人は慌ててるな、
こん人は探し物してるな
現場に向かいながら、
ず~と喋ってんでさぁ~
新吉の頭ん中~、
人でいっぱいだなぁ~て思ってね
仕事に集中できるように、
新吉の頭ん中の人を
取っ払お~って思いまして
出てけぇ~て言ったら、
新吉が泣きだしてね?
あっしはいいことしたんですよ、
なんで泣くかなぁ~
薄覚えですがね、
自分軸と他人軸って
聞いたことがありましてね
新吉は自分軸なんでさぁ~、
自分のことしかぁ~考えてね~
こっちの身になってみなあ、
言いたいこと言ったら、すっきりした
棟梁:
八は生粋(きっすい)の自分軸だな!
新吉にはちゃ~んと
訳を話したのかい?
そのまんまにしてんのかい?
ん~、ん~。
言わなくても分かる?
訳を言わねぇ~から泣くんだろ
兄弟子に嫌われたと思って
悩んでるよ、どうする?
八:
まっさかぁ~?!
棟梁:
きちんと説明するのも優しさなんだよ
その優しさはどこから出てくる!
自分の腹ん中から出てくるだろ
兄弟子としてきちんと
弟弟子を見てやってるだろ、八。
仕事中になんかあっても
落ち着いて冷静に判断してるだろ、八。
よその若い衆とやり合ったときも
守ってやったのも、八だろ!
落ち着いて冷静に判断できて
度胸もあるってことは
八は肝が据わったいい男じゃ~ねぇ~かぁ~
度胸があって頼れる兄弟子に
怒鳴られたぁ~て
新吉は悩んだままだよ
どうする!
八:
どう~するってぇ~
こんなに褒められちゃ~
嬉しいですよぉ~
飯でも食いながら
新吉に自慢してきやぁ~~す
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他人軸になりますと
自分の心の中に人が入ってきます。
自分の声よりも先に人の声が聞こえてきます。
リプレイして。
巻き戻しをしてると
一つの言葉に尾鰭(おひれ)を付けまして
自分の頭ん中で話を膨らまします。
あの一言は?
とうゆう事?
なんで?
どうして?って感じでしょ~か。
あたしのことですよ。
自分軸になりますと
今日一日の流れをイメージしまして
今日一日を始めます。
他人は入ってないです。
会話はキャッチボールです。
お互い意見を交わし、事を進めます。
黙ってますと内容によっては
誤解を招くこともあります。
気になることは聞きます。
聞かれたら相手も答えます。
上手く事が流れました。
相手によっては黙りしてもいいですね。
こんな人です。
めんどくさい人!
気持ちを逆撫でする人です。
人のエネルギーを吸い取って
面白ろがる人です。
面白いと思ってますが、
性格の悪さを披露してるだけです。
あたしの正のエネルギーを
吸い取られないようにするために、
強い心を養い中です。
毎度言いますが、あたしのことですよ。
今日の笑楽(わらら)噺はここまで
またのお越しお~。