wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

「プチこ噺」

ビッグバン、大爆発ですね。
宇宙ができたきっかけだそうです。
粉々に散ったものから
多くの星ができたそうです。
その一つが地球だそうです。
ビッグバンは宇宙だけじゃないんですね。

 プチこ噺


八:
満天の星空、きれ~だねぇ~
宇宙が生まれるきっかけになった
大爆発をビッグバンって言うらしい
一つの塊が徐々に溜めて溜めて
バ~ンっと爆発したのが女将さん

新吉:
???

八:
粉々に、これでもかぁ~て
飛び散って~飛び散って~
飛び散った矛先がぁ~棟梁

新吉:
???
  
八:
粉々に飛び散ったもので
多くの星ができたって~
言うから棟梁は
たまったもんじゃ~ねぇ~や
頭抱えて、う~う~うなてっらぁ~
あ~はなりたくねぇ~なぁ~

新吉:
なんです?

八:
夫婦喧嘩


樹木の年輪ですがね。
一年に一つずつ増えるそうです。
年輪を数えると樹齢がわかるそうです。

夫婦も同じかなって思いましてね。
あたしのことですよ。
年輪があるのですから
腹ん中にあるものを出しましてね。
一方が出しただけでは収まりませんね。
両方が出して成立しますね。
本音で話すと
心の繋がりになるんでしょ~ね。

 


プチこ噺

「七転び八起き」

八:
棟梁、七転び八起きって言葉知ってやすか

棟梁:
知ってるよ、どぉ~した

八:
その言葉が納得いかねぇ~んで?
七回転んでちゃ~、ことは進まねぇ~
八回目に起きるのは当たり前でさぁ~
そんな暇あったらさっさと、
ことを済ませた方がいいんじゃ~ね~かってね

棟梁:
寝るとするか

おわり

 

八:
棟梁、あっしに学問の神さんが降りてきやした
「目の前に未知の道がありやしてね」
「未知の道をぼ~と過ぎると無理の道」
「無理の道をぼ~と過ぎると無知の道」
  
棟梁:
どの道行くんだい

八:
いばらの道

棟梁:
酒、くれぇ~

おわり

 

この世とあの世

女将さん:
この湯がいいかね~、あの湯がいいか~ね~
熱からず、ぬるからず、こんなもんかぁな
おまえさん、ど~したんだい!

棟梁:
この世とあの世は見えねぇ~
熱~い何かで繋がってるて言うからよ

女将さん:
ならここにあるよ、どっちがいい

棟梁:
この湯

おわり

 

「訳あり」

棟梁:
八、弟子をとることにしたんだが、
ちょいと訳ありでな
八の返事次第では断りを入れてもいいかなっと思ってんだ 

八:
あまのじゃくですか、
それともチョイと怠け癖のある奴ですか
それとも仮病する奴ですか、
それとも給金上げろ~て言う奴ですか
それとも休み増やせ~て言う奴ですかぁぁ~~

棟梁:
訳ありはおめ~だな

おわり

「神様と女将さん」

女将さん:
おまえさん、なにしてんだい

棟梁:
神様に願いをしてんだよ

女将さん:
神様には願いじゃなく、感謝だよ

棟梁:
おめ~といっしょだな

おわり

 

明日があるさ

新吉:
あにさんは手ぇ~と口が同時に動く、器用だがね
こっちの身がもたねぇ~
明日は静かでありますよぉ~に

八:
新吉、目ぇ~さめたか

新吉:
あぁ~、明日があるさあ~。あにさんおはよ~ございます

八:
今日に明日を考えてんのかい、今日はどうするんだい
  
新吉:
昨日、考えてました

八:
ならよ、新吉にゃ~昨日と明日しかねゃ~じぁ~ねぇ~か
今日はどこにあるんだい

新吉:
今日はいらねぇ

おわり

 

今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しお~。