wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

「苦楽一如」

苦楽・苦しみと楽しみ
一如・一つのごとし

こ噺

女将さん:

人生の折り返し地点でやっと気づきましたよ

「苦楽一如」
苦楽・苦しみと楽しみ
一如・一つのごとし

 こ噺

女将さん:
人生の折り返し地点でやっと気づきましたよ

棟梁:
今度はなんでぇ~

女将さん:
お釈迦様の言葉でね、
苦楽一如、あたしゃ~考えこんだよ
人生~楽ありゃ~苦もあるさぁ~ってね
楽しょ~楽しょ~って思うとね、楽できない
苦はいやだぁ~いやだぁ~って思うとね、
苦が来ちまう
楽し~いだけを見れねぇ~のかねぇ~
今、おまえさんが酒飲んでんだろ~
仕事の後の一杯が
楽しみで精入れて働いてんだろ~
ちょいと飲み過ぎて
翌朝のおまえさんの頭ん中~、
雷さんがドンドコ騒いでる
苦楽一如はそうゆうことだろ!

棟梁:
それは嫌みだな

女将さん:
思いついたよ!
あたしがやって見せるから協力しておくれ
明日芝居を見に行く、
楽しかったぁ~てうちに帰ってくる
楽しい、楽しい~で夕飯ができてる
どうだい、1日楽しい~で終わるじゃないか、
いい考えだろ

棟梁:
それを言うなら、無理矢理だな



こ噺

「枯れ木に花を咲かせましょ~」

冬は木々も寒いやぁ~、でもね
見えねぁ~根っ子は、
温かぁ~い土ん中で
どんどん成長してます。
温かくなるってぇ~とぉ~、
葉が茂り花を咲かせます。

八:
幾末を考えると不安になりやぁしてね
考えてもしかたねぇ~って思うと、
また不安になる
あっしがこんなに考えるなんて
夢にも思いませんでしたぁ~
心がぁ~、はぁ~、心がぁ~
ん~、はぁ~……
深呼吸じゃ~ないですよぉ

棟梁:
八がそうゆ~ことを言ってやぁしてね
八にしちゃ~珍しいんで、
ちょいと心配にもなりましてねぇ、
普段は自分の世界を楽しんで
おちゃらけてますが、
今回も八自身の世界ですよぉ、
ですがねぇ、落ち込んでる
八の姿は、気の毒に思いますから、
それでね、八に助言しやぁした

不信てぇ~言葉があるよな
不は不安になる
信は信じられねぇ~ってことかな
信は信じられるにもなるよな
それでな、不をひっくり返してみたらよ、
素っ裸だかの~木に見えねぇ~か!
見えねぇ~人は、じぃ~と見ててください、
見えるまで
見えた人には、話を進めやしょう
素っ裸の木なんでぇ~寒そぉ~でしょ、
暖かくするならどう~しましょう
あっしは花木が好きで、
株分けして増やすんですがね
株分けして水やりすると、元気に育つ

「枯れ木に花を咲かせましょ~」

根は自分で伸ばすんだな
葉っぱも自分で付けるんだな

文字は伝える為には必要ですよ
見方によっちゃ~、
""ホッと""安心になるんじゃ~ねぇ~かな

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今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しお~。