wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

「縁は異なもの味なもの」 男女の縁は不思議なものでして、 通勤路で 挨拶交わす人がおりましてね。 週五は合いますかね。 そしたら、

 ある会場でばったりと合いまして、
その会場が縁があればいいなぁ~の
婚活ですね。
顔見知りです。
話がはずみます。
次はいつ合いましょ~てね。

 これはあたしの妄想ですよ。
ハロウィンに婚活しましょ~
となりますと、仮装しますよね。
一つだけ注意事項があります。

どんな衣装でも構いませんよ。
やってはいけないのは
顔を塗りたくるのは
止めてください。
顔が見えなきゃ、婚活になりませんから。
ってね。

 

 

こ噺


女将さん:
婚活は何名参加してたんだい?
男5名に女5名かい
数があうじゃないかい、
気に入った娘さんはいたのかい?

八:
へい、お徳!

女将さん:
お徳っていい名前だね~、
福の神が
ついてきそうでいい名前だ~
お得って言やぁ~、
八、""paypay""覚えてるかい!
なんと20%のお得なんだよ


八:
それ、
あっしが教えたんですがねぇ~
とっくに終わってますよぉ~だ
まあいいや、婚活ですがね


女将さん:
あ、婚活だったね


八:
へい、男女5人輪になってね
チ~ンっと鳴ったとたん、
男女が近寄るんでさぁ~
面白いな~って見てやした

色男が居ましてね
自分でも分かってんでしょ~ね
その場に立ってるんです
そうすると、女の子が近寄りましてね
なにを話してるのか聞いてみたら、
その女の子が言った言葉が!


女の子:
なに、つ立ってんだい?
あんただけの婚活じゃ~ないんだよ
もっと積極的になりなよ、
来るのを待ってたら、
いつになるか分からないよ

それにね、
女の子を待たすのは、
色男のすることじゃ~ないよ


八:
驚きましたよ!
あんなにしっかりした
女の子が婚活に参加するとは、
二度、驚きましたねぇ~


女将さん:
お徳さんはどうしたんだい

八:
へい、その子がお徳さんでぇ
さっきも話したように、
しっかりしてます。
それにね、
初対面とは思えねぇ~ぐらい、
よく喋りよく食べるんです
あっしは聞くのに
てぇ~いっぱいでして
お徳さん見てたらねぇ
誰かに似てるな~と
頭に浮かんだ人がいやしてね
お徳さんを断りやした


女将さん:
よく喋りよく食べるってのは誰だい


八:
棟梁に聞けば分かりやす

 

 


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あたしの若い時には
お見合いはありましたがね。
大勢で集まって会する
婚活ってぇ~のはありませんでした。


お見合いって言いますと、
お見合い写真を拝見しましてね。
この人は却下、この人も却下、
却下ばかりだと、
お見合いする気が
ないんじゃ~ないかと思いますね。

そうなると、お見合い話が
ピタッと無くなりましてね。
こんどは焦ってきます。

この焦りはですね。
お見合い写真を見てるのは
あなただけじゃ~ないんですね。

お見合い話がくるのは、
相手も見てるってことです。

どっちが、先に却下してるか
分かりませんねぇ。

 

婚活は和気あいあいで
楽しんでるもんだと思ってましたが
真剣に向き合ってるんですね。
真剣に取り組む姿勢はあたしも賛成ですよ。
陰ながら応援しますよ。

 


今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しお~。