wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

「伝える」から「伝わる」表現力へ たった1人に伝わると大勢が感動する『 GIFTの法則』 (平野 秀典  著)

職場やご近所さんと話しをしていると、

1人くらいは機関銃のように話す人がいませんか?

一息ついて、「どう思う、今の話、どう思う?」

一方的に言われても、答えようがないですよね。

周りの人たちが無言になるのも仕方がない。

なぜって、

一方的に話している時は、「私」の連発なんですから。

恥ずかしい。

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「伝える」から「伝わる」表現力へ、本書で学びます。




目の前の大切な1人に伝えることによって、

大勢の人の心にも感動が届く法則があります。

それは、

あなたの表現力を内側から飛躍させる4つの法則

それが、「GIFTの法則」

 

平野 秀典氏は、

一部上場企業に勤める傍ら 演劇の舞台役者として 10年間 活動。

両方のノウハウを生かし 所属企業の 劇的な増収に貢献。

その経験から ビジネスと演劇の関連性に気づき、

独自の 感動創造手法を開発 。

 

本書は、日本で唯一の感動プロデューサーが語る。

「伝わる」表現の極意です。

 

 

もくじ

 





1.「本書の要約」

01GIFTの法則とは

相手に「自分ごと」と感じてもらい、

「共感」と「感動」を生み出すビジネス表現力は、

1つの基本フレームと4つの法則から構成されます。

 

 

心の時代と言われる21世紀において、

「GIFTの法則」は、仕事の成果を生み出すだけでなく、

人生を豊かに生きる指針にもなります。

 

第一の法則 Gap 意外性を加える

第二の法則 Impact  記憶に染み込む

第三の法則 Focus 焦点を整える

第四の法則 Thanks 感謝を贈る 

 

4つの法則の英語の頭文字を取り「GIFTの法則」と名付けています

 

感情操作をして瞬間風速的にモノを売るためのテクニックではなく、大切な人に感動というギフトを届けることで心をつなげ、

永く売れ続ける関係性を創る行為です。

 

 

02大勢のたった1人に伝わる表現力とは

 

基本フレーム「二人称シフト」

「人称」とは「人称代名詞」のことです。

「一人称=私」

「二人称=あなた」

「三人称=私とあなた以外の人やモノ」

 人と話す時に「人称」を意識したことがありますか?

 

おそらく、99.99%の人は、意識していないはずです。

「人称」を明確に意識しながら、仕事をしているのは、

小説家や脚本家、作詞家や広告クリエイターなど表現のプロの方々

 

なぜ、彼らはそうするのでしょう?

 

人称を意識しないと、適切な表現ができないから。

人称を意識しないと、物語が書けないから。

人称を意識しないと、感動が伝わらないから。

(省略)

 

では、一般の人はどうでしょう?

意識はしていませんが、自動的に「人称」を使い分けています。

 

😲:

誰と会話をするにも「人称」なくては、

会話にならないってことよね。

 

「人称」を意識して話す時は??

 

気まずくなった時かな!

 

「あ、私じゃないのよ、◯◯さんが言ってたのよ。」



それって、意識して責任転嫁していると思います。



😲:

ま、それはそれってことで、

プロのようにはいかなくても、

「人称」を理解することから始めたら、表現力が身に付いて、

プロに近づけるかも!?

 

たった1人の大切な「あなた」に届いたメッセージは、

そのメッセージに共感する人たちと心をつなげたとき、

結果的に大勢のたった1人に感動が伝わります。

 

その表現アプローチを「二人称シフト」と呼び、

本書全体を流れる「基本フレーム」としました。

 

😲:

「二人称シフト」が、基本なんですね。

基本を理解すれば、表現力が身に付くってことですね。

 

本書は、

知識やテクニックを紹介するのではなく、

あなたにとって大切な「気づき」

「気づき」が生まれるように工夫して表現しています。

 

気づきの力は、

情報過剰時代に 一歩先んじる 重要なビジネス能力の1つです。

人より 一歩先に気づいた人は、 

一歩先に腹に落ち、 一歩先に行動しています 。

行動することで知識が知恵になり 、結果を残す人になります。

 

😲:

「気づく」ことがだいじってことね。

「一人称=私」から、「二人称=あなた」に変わることで、

人の感情をくすぐる、意識します。



・第一の法則 Gap 意外性を加える

すごいことをするのではなく、心を込めたことを続ける。

 

・ほんの少しの親切

・さりげない気配り 

・もうひと工夫のアイデア

・一味違う説明

・心に残る一言の応援

・一言丁寧な説明

・一呼吸長い笑顔

 

・第二の法則 Impact  記憶に染み込む

「記憶に染み込む」は、

その重要な問いからスタートする

「ハッピーエンドの物語」を創る表現力の法則なのです。

 

二人称シフトを実践するレクサス福岡東には、

一味違う顧客からの感謝レターが届きます。

 

顧客の感謝レターから、

(省略)

私の性格や趣味、行動パターンを

コミュニケーションから洞察、把握し、

常に私のニーズを先読みした対応をして頂いている。

 

(省略)

レクサス車を購入検討している友人、知人へ

レクサス福岡東を紹介したいのは無論のこと、

私自身が今後新車を購入する際にはレクサス車を第一候補とし、

中田氏を自分のセールスコンサルタントとして

指名したいと考えている。

 

 

😲:

日常での会話だと、言葉が行き交うだけで、

後で、相手が何を話していたのか?

思い出せないことが、多いような気がします。

 

セールスコンサルタントだと、

車の相談や提案、専門的な商品知識だけで、

販売に結びつけるんだと思っていましたが、

 

顧客の趣味、行動パターンまでなにげない会話から把握して、

顧客が笑顔になることまで提供していることが、

顧客の感謝レターから感じとれます。

 

レクサス、販売だけが目的で接していたら、

「一人称=私」が見え見えだけど、



セールスコンサルタントの中田さんの

顧客、第一の思いが伝わる

「二人称=あなた」を顧客の感謝レターから感じとれます。

 

「さりげない気配り」

 

相手が求めていることを推測して先回りして行動すると、

嬉しそうな笑顔をみれたら、自分も幸せな気持ちになれますね。




・第三の法則 Focus 焦点を整える

人が成長し変わるのは、何かを知った時ではなく、

何かの出来事を通じて、

その人にとって本当に大切なことを大切にしはじめたときです。

無意識で「絞っていた」焦点を意識的に「整えた」ときです。

 

シナリオ一人を幸せにする脚本力 

天使の万年筆  一  時を超える二人称シナリオ

 

ハッピーエンド心とは、顧客がその商品を気持ちよく使用し、

最高にハッピーになっている現実のシーンのことです。

相手のハッピーエンドは何かを考え 、

そこへ至るプロセスをお手伝いすると言う

二人称にシフトした対応は 、

顧客にとって この上ない信頼感を生み出します 。

〈省略〉

 

天使の万年筆が描いたハッピーエンドは 成人した子供が、 

自分が生まれた時に親がしたためた手紙と万年筆が

封印された小箱を開けるシーンでした。

〈省略〉

 

そのシーンがそこで終わることなく、 

子から子へと引き継がれていく壮大なドラマを

予感させるものだったからです。

 

😲:

スマホやデジカメで

子供の成長記録を言葉を添えて残すこともできるけど、

子供の過去、現在、未来を浮かべながら湧き上がる感情と共に

ペン(万年筆)を走らせる、手紙を書く良さまで感じとれます。

 

相手の湧き上がる感情までがイメージできて、

自分ごとのように感じることができる。

胸が熱くなります。



・第四の法則 Thanks 感謝を贈る 

情けとは、大げさなサプライズではなく、 小さな親切 、

ほんの少しの心遣い、プラスαの丁寧さ、励ますことなど、

愛と感謝の気持ちが生み出す人間的な行為です 。

 

情けをかける、つまり人に親切にすると、

脳内に幸福物質と言われる「セロトニン」が分泌される。

(省略)

驚くべきことに、セロトニン値は、

「人に親切にした人」だけでなく、

「親切な行為を受けた人」の脳でも上昇し、さらに最も驚くことは

「その行為を目撃した人」の脳にもセロトニンが分泌されるのだそうです。

 


日常でも

ほんの少しの親切、さりげない気配りをしていると思います。

 

本音をいうと、私自身が親切や気配りをしているのか?

頭の中が真っ白になりました。

 

夫がいうには、

「当たり前」になっているから、ひとつひとつの行動が

親切や気配りに値するとは思っていないんだよ。

「当たり前」にやっていることを思い出してごらん。

親切や気配りを感情でみてみると、分かりやすいと思うよ。

例えば、

喜んでもらっていること。

喜んでもらったことでもいいよ。

 

例えば、

夫の両親と週2回は外出しては、

夫の両親に「ありがとう」って言われるけど、

「ありがとう」って言われたら私だって、嬉しい。

 

周りからは、お姑さんと出かけるなんてあり得ない?

何を話すの?

って、言われるけど、私からすれば「当たり前」になっていた!

 

夫がいうには、

子供頃は親の運転で行きたい所に連れていってもらえた。

運転手が、僕に変わっただけのこと。

そう言われると、私は納得しました。

それからは、夫が運転手で、私、夫の両親と頻繁に外出しています



😲:

基本フレーム「二人称シフト」

「二人称=あなた」ってことですね。

 

相手を思いやる、ほんの少しの心遣い、

無意識にやっていることで、感動してもらえていたんですね。

 

そこで意識することは、「二人称=あなた」なんですね。

 

(省略)

母から子供へ、自分の言葉で語る、問わず語り。

これ以上、人の心に残る言葉はないでしょう。

 

温もりという名の感謝 。

母の愛情というもの自体が、究極の二人称の立ち位置なのですね。

 だから、

人は大人になっても、二人称を実践する人に惹かれるのでしょう。

 

あなたに褒められたくて。

 

ただそのために、

 人は人生という名の舞台を 全力で演じていくのかもしれません。

 

😲:

天使の万年筆のように、親がしたためた手紙と万年筆が、

子から子へと引き継がれていくドラマを想像できるように、

文字で、「愛情」が伝わり、 

母が赤ちゃんに声をかけるのも、

言葉で、「愛情」を表現しているんですね。

 

そこには、

 

基本フレーム「二人称シフト」

「二人称=あなた」を無意識に実践していることを

本書から思い出すことができて、

もともと持っている表現力を磨くんですね!

 

それが、『 GIFTの法則』なんですね。

 

言葉は音であり振動ですから、

物理学的には同じく振動する原子の集まりである人という存在に、

音叉の共鳴現象のように影響を与えます。

 


池の中に石を投げ込んだ時、まわりに広がっていく波紋のように、

周りにも幸福という波紋が広がっていくんですね。

 

音叉の共鳴現象をYouTubeで見たんですけど、

驚きの共鳴現象でした。

 

心は見えないだけに、相手がどんな感情でいるかはわからない。

でも、誰でも無意識に「二人称=あなた」をやっていることを

知ることから始めたら、

表現力に磨きをかけることができるんだと思いました。

 

2.「本書を読んでの私の感想と今後意識すること」

 

「感動」「感謝」「感激」=「感情の三冠王

「満足」に代わるビジネスの新しい指数だといいます。

 

脚本家や表現者(役者)は、意識して「二人称=あなた」で

感動を与えています。

いやいや、感動という心に響かせています。

 

これからは、

誰にでもある表現力を、私にもある表現力を

「二人称=あなた」を意識して、ブログを書き続けたいと思います



本書を読んで、

 

「分かっていそうで、分からなかったことが、分かった!」

 

それは、

ビジネスにしても日常にしても感動する表現力は、

 

1.基本は「二人称シフト」だということ。

2.もともと持っている表現力を磨いていくだけのこと。

 

これからは、「二人称=あなた」を意識していきます。



『 GIFTの法則』

 

本書で得る表現力の生み出し方で

人生をもっと豊かにする可能性が高くなります。

そこには、もともと持っている表現力、

「二人称シフト」を磨いていくだけで

周りの人たちも心豊かになってしまう、内容になっています。

 

実践的な内容で、

表現力を高めるための方法が凝縮されている一冊の本です。

 

また、気づいたことがありましたら、

ブログ更新したいと思います。



今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しおー