朝方の薄暗い中に、
屋根瓦の上で何かが動いてるんですね
白っぽい布地?
白っぽい布地が左右に動いてまして?
周りが明るくなってきたんで、
屋根瓦を見ましたら、服を着た黒猫。
真夏だったんで、涼んでたんでしょ~ね。
こんなこともありました。
猫の目をじ~と見ましてね。
猫は目をそむけないので、
あたしもじ~と見てました。
あたしの方が根負けしましたね。
翌朝、玄関口を見ましたら
昨日の猫がちょこんと座ってまして、
あたしの顔を見るなり、
背を向けて帰っていったんですね。
驚いたのは、置き土産って言うですか、
立ち去るときに残してくれましたねぇ~。
「○○こ」
ほんとのことですよ!
ストレス解消に~、なにをする!!
こ噺から
女将さん:
あたしだってね、
我慢の限界ってもんがあるんだよ
それが、今だ。
この苛立ちを
どこで解消できるかねぇ~
思いっきり大声だす!
思いっきり走る!
思いっきり食べる!
思いっきり笑い転げる!
思いっきり張り倒す!これは駄目だ
思いっきりすっきりできるのはなんだあ~
閃いた!(パカ~ン)
三味線があるじゃないか
ストレス解消って言ったら
お師匠さんに怒られちまうねぇ~
ないしょ、ないしょ、
三味線ひいて唄ってすっきり~!
おまえさんもどぉ~だい!
棟梁:
嬉しい~こと言ってくれるねぇ~
いいのかい?
いいのかい!(喜)
おれのストレス解消は癒やしだなぁ(喜)
ねこだぁな
そばに居るだけで癒やされるんだな
ねこ好きのおれだ、たまんねぇ~なぁ~
出かける時に「ニャ~ン」
帰ってきたら「ニャ~ン」
添い寝しながら「ニャ~ン」
ニャ~ンしか言わねぇ~けどよ
おれの気持ちが分かってるようで
愛おし~いんだよなぁ~
ねこ、飼いてぇ~
黒かい!
黒は冷てぇ~んだよ
めし食ったらぴゅっと出ていくだろ
黒って呼んでも素知らぬ顔だぁ
誰かと似てるなぁ
女将さん:
そんなこと言ってるけど
あたしゃ、おまえさんが羨ましいよ
嫌な酒を呑んで寝たときは
いつも黒がそばいる
おまえさんは寝ながら黒を撫でてる
黒をおもいっきり抱きしめて
黒が、ふぎゃ~とないたときは
びっくりしたよ!
じぃ~としてる黒が
愛おしいかったねぇ~
棟梁:
そぉ~だったのかい(泣)
黒はいいやつだなぁ~(泣)
黒はどこだ!黒よぉ~
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江戸時代も猫が大人気だったそうです。
武家に裕福な町人は
こぞって猫を飼ってたそうです。
裏長屋の庶民は猫の額ほどの家でして
家で飼えないので猫好きの人は
野良猫を可愛がっていたそうです。
「猫の目のよう」諺(ことわざ)です。
物事の移り変わりが激しいことのたとえで、
猫の目が明るさによって形を変えるところから
猫の目のようっと言ったそうです。
移り変わりと言いますと
10年一昔!が、5年一昔!に、
今じゃ~、3年一昔でしょうか?
着いていくのに全力疾走です。
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あたしも猫と住んでたことがあります。
帰宅したら、にゃ~ん
スリスリしてくるから可愛いです。
そして、仕事に行くときは
猫ちゃんがお出かけできるように
窓を開けて出かけます。
帰宅すると猫ちゃんが増えてます。
たまり場になってました。
怒ってもしかたないので
荒れた部屋を片付けるあたしです。
暖房にストーブを使ってました。
寝るときは危険なので
ストーブを切ります。
部屋が冷えます。
猫ちゃんが暖をとった場所が
あたしの顔!!
息苦しくなって目を開いたら
すぅ~すぅ~寝てました。
すぅ~すぅ~寝てる猫ちゃんを
そ~とお布団の中にいれました。
ストレス解消と言うと
おもいっきり体を動かすイメージがありましたが
猫が癒やしてくれることも
ストレス解消になるんですね!
今日の笑楽(わらら)噺はこれまで
またのお越しお~。