愉快敵悦(ゆかいてきえつ)
思いっきり楽しんで
満足して喜ぶです。
喜ぶっていいますと、
月に一回、一般に開放してる
漁港がありまして、
水揚げされた新鮮な魚を買えるんです。
水揚げされたばかりの鮮魚を
種類別に箱に入っれまして、
値段がふられてます。
見合った値段で欲しい鮮魚の
箱の前に立ちまして、
開催時間になると、
箱を持ち、清算します。
こちらは、早い者勝ちです。
次の楽しみが競りです。
漁港組合員が壇上に上がり
これは高級魚、800円から~
850 900 1030 1500 と
競り合うんですね。
あたしも参加しましたよ。
お目当てはタカサゴ、
箱に大ぶりが八匹、
これはぁ~、
あたしのもんだってね。
組合員が500から~
600 800 一気に上がって1100
これはあたしのもんだぁ、
ここからですよ。
あたしは大声だしまして、
「はい、は~い1300、1300」
競り落としましたよ。
周りはあたしの勢いに圧倒されたんでしょ~。
はい、そこの勢いのいい人、
普段ならこの値段で競り落とせないよ、
得したね~と言ってました。
次の楽しみがぁ~~
マグロの解体ショーです。
マグロ切り包丁に、
頭おとし包丁と
ささっと切り分けます。
切り分けたマグロブロックを
競りで買い手を決めます。
中トロ、大トロとなると
金額が跳ね上がります。
あたしは諦めました。
新鮮鮮魚直売は漁港ならではです。
こ噺
棟梁:
競りは関係者しか参加できねぇ~
て聞いてるよ
どうやって知ったんだ
そぉ~かい、お良は
遊びにかけちゃ~天下一品だな。
女将さん:
おまえさんこっちだよ。
次の楽しみがこれなんだよ
水揚げされたばかりの
マグロの解体ショ~
この後ね、
試食、販売があるんだよ
嬉しいねぇ~
試食していいのかい
いただきますよ、
美味しいねぇ~
まだ、いただいていいのかい
美味しいねぇ~
まだ、いいのかい、
嬉しいねぇ~
棟梁:
お良、視線を感じないか
試食でも遠慮ってもんがあるだろぉ
女将さん:
どうぞって言ってるんだよ
断ったら相手に失礼じゃ~ないか
こうゆう時はね
感謝していただくんだよ。
はい、満足、まんぞくぅ~
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あたしの遊び心が出ましてね。
キャッキャはしゃいでる大人は
あたしだけでした。
マグロとツーショットを
撮った大人もあたしだけでした。
参加してる人は共通点があります。
漁港の雰囲気を感じに来てます。
そうすると、
今日会った人とも会話がはずみます。
一期一会ですね。
一度しか会えないなら
思いっきり楽しむあたしでした。
今日の笑楽(わらら)噺はこれまで
またのお越しお~。