wararabanasi’s diary

笑楽と書いて(わらら)と読みます。日常の出来事をこ噺にしました。

中浜万次郎ことジョン・マン続きが読みたい

水産高校の自習船を
見学する機会がありましてね。
操舵室内部から始まり
船底にと降りて行くんですが、
階段が60ºですかね。
両手で手すりを
捕まえて降りました。

 ビルで言うと地下五階だそうです。
降りて行きますと、
ピストンの上下する
エンジン音が響いてきまして、
船底に着きますと
会話もままならない騒音です。

航海は
3ヶ月から6ヶ月だそうです。
マグロ船だそうです。

階級の低い船員ほど
船底に近い部屋だそうで
会話もままならない
エンジン音のなかで
睡眠をとると言いますから
驚きでしたね。
人間、慣れるそうです。
案内人は女の子です。
三等航海士として
活躍するそうです。

船で思い出したのがですね。
あたしが
場景に吸い込まれました小説がですね。
山本一力さんの
中浜万次郎ことジョン・マン
1~7巻、感読しました。
大海原を航海する捕鯨船での場景は、
入り込みました。
まだまだ続くので
楽しみにしてます。




こ噺

棟梁:
初鰹をいただきますかぁ~ね
あぶって薬味でいいですねぇ~
お銚子を一本くださいな、ってね
一人で一杯、たまにはいいですねぇ~
てかぁ!
え!帰ってきたよ !
帰って来る時(時間)が
早いんじゃ~ねぇ~のかぁ~
これからがお楽しみだったのによお~

あ、けぇ~てきたか
どうだった、寄席は?

女将さん:
寄席で大笑いしてきたよぉ~
心すっきりぃ~
大笑いしたらお腹減ったねぇ~

あら!初鰹かい
旨そうだねぇ~
あたしのためにこしらえたのかい!
嬉しいねぇ~、
さすが、あたしのだんな様!
あんたのこうゆう、
サプライズが嬉しいんだよぉ~

前にもあったよねぇ~
あたしが落ち込んでたら、
シジミ汁をこしらえてくれたねぇ~
言った言葉がよかったねぇ~

シジミ汁で体を温めたら
なんだか、心もほんわかするだろ
ってねぇ~、嬉しかったよぉ、
寒い夜だったから、
心も体も温ったまったよぉ
ありがとねぇ。

初鰹、食べていいのかい!

棟梁:
おおぉ~
おめぇ~の分だ

女将さん:
あたしのために
嬉しいねぇ~
食べますよぉ、
あぁ~、美味しいねぇ~
初鰹は寿命が延びるって
縁起物だからねぇ~
おまえさん、ありがとね

棟梁:
おおぉ~
全部食ちまいやがったぁ~
とは言えねぇ~な



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鰹には初鰹と戻り鰹が
ありましてね。
春先と秋です。

戻り鰹はトロ鰹とも言いまして、
脂がのって美味ですね。

もう一つ
マグロですがね。
あたしも大好きですよ。
江戸時代ではですね。
下級魚だったそうです。

初鰹は
庶民に愛された魚だそうですよ。


今日の笑楽(わらら)噺はこれまで

またのお越しお~。